測定機器(粒子カウント)について

フィルタ入口出口での粒子数をカウントすることはフィルタ性能把握の為には不可欠なものです。 しかし、取り扱う粒子、ダスト等、の大きさがミクロン単位であるためにいろいろな問題が 生じます。そこで今回は代表的な粒子カウント法をご紹介したいと思います。

1.自動粒子カウンター
大別して下記の3種類の測定原理があります。
1)光散乱方式
2)光遮断方式
3)電気抵抗方式(コールター原理)

 1)光散乱方式
  流体中粒子に光を当てるとその先は散乱します。
  その散乱した光を光電変換素子にてパルス状の電気信号に変換し、
  このパルスの高さでその粒子の大きさ、パルス数で粒子数をカウントする方式です。

 2)光遮断方式
  平行光線中に粒子が通過すると受光面に等大の影を作ります。
  この影になった分だけ光量が減少するので、減少分を光電変換素子で電気信号として
  取り出し粒子径と粒子数をカウントする方式です。
 3)電気抵抗方式
  コールター・カウンターは、コールター原理と呼ばれる電気抵抗法によって粒子を
  測定します。
 『アパチャ−・チューブのアパチャー(細孔)の両側に電極を置き、電解液を通して
 両電極間に電流を流します。電解液中に懸濁させた個々の粒子がマノメーターで
 吸引されて、アパチャーを通過する際、粒子体積に相当する電解液が生じます。
 抵抗変化量は、アパチャーを通過する粒子の大きさ(体積)に比例します。
 この抵抗変化を電圧パルスに変換し、これを増幅、検出して粒子の計算とサイズ測定を行 う。』
 コールター・カウンターは定電流回路を使用するため、電解液の温度や温度変化の影響は
 受けません。

2.直 検 法
 粒子を含んだ流体をメンブレンフィルター上にてろ過を行い、メンブレンを顕微鏡
 (粒子の大きさによって光顕又は、SEM)で観察し、粒子の大きさ別に人間が
 カウントしていく方式があります。
 測定手順については、JIS B9930(油圧作動油中の微粒子計測)を参考のこと。



3.微生物カウント
 微生物を使用して精度を測定する場合、(バクテリアチャレンジ)等を利用する方法である。
 培地で培養して利用する方法である。
検査名 検査名
・ 直接検鏡法(野村法) 500mlを0.2μmニュークリポア−メンブランフィルターで
ろ過後ブロカ染色,検境。
・細菌培養法 ASTM変法
1,000mlを0.2μmメンブランフィルターでろ過。
ろ過後メンブランフィルターをM−TGE培地で35℃,24時間培養。

ASTM法(電子産業用水用)
10〜500mlを0.45μmメンブランフィルターでろ過。
ろ過後メンブランフィルターをM−TGE培地で35℃,24時間培養。

衛星試験法(飲料水試験)
1mlを直接飲料水試験普通培地に接種。
35〜37℃,22〜26時間培養。

JIS
1mlを直接JISK−0101 K−0102細菌試験普通培地に接種。35〜37℃,24〜48時間培養。

局方無菌試験(細菌試験)
適量を局方無菌試験用液状チオグリコール酸培地に接種。
31±1℃,7日間培養。
・ 真菌培養法 局方無菌試験(真菌試験)
適量を局方無菌試験用ブドウ糖ペプトン培地に接種。
25±1℃,10日間培養。

ASTM法(Yeast and mold Count)
10〜500mlを0.45μmメンブランフィルターでろ過。
ろ過後メンブランフィルターをM−yeast and mold培地で
30℃,72時間培養。

JIS
JISK−0101の菌類試験方法に従い,藻菌類の場合は試料
25〜35mlを煮た麻の実に接種,室温で数日培養。
その他の菌類は試料1mlをワックスマン寒天培地に接種。
35〜37℃,24±2時間培養。
これに発生したものをさらにツアペック寒天培地に同様操作で培養。




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