切削工場では多種多様の設備が使用され、設備構造、加工方法、加工工程によってオイルミストの発生量や工場内の環境条件が著しく異なっています。オイルミストは、加工部分に供給された切削油が高速で回転する工具や被削材に当たりせん断を受け、微細化されて空気中に漂う油剤粒子と、加工時の加工熱によって発生する油煙に分けられます。まず物理的に発生するオイルミストは、切削油が高いせん断力をうける高圧給油加工や高速切削・研削加工において多量に発生することが多くみられ、これらのオイルミストのうち、粒径の大きいミストは比較的短時間で凝縮しますが、微細なミストは凝縮が進行する前に大気中に開放されます。
パッケージ型空調機(床置型)
1台の屋外機と、複数台の室内機と冷媒配管とからなるヒートポンプユニット。室内機が床置き型となり、ダクトが不要、個別制御が可能となります。工場などで使用されています
使用可能エアフィルタ
排気処理ユニット(工場ミスト用)
切削工場では切削油が加工熱によって小粒径のオイルミストとなり大気中に放出されます。このオイルミストをエアフィルタで浄化し、大気に排出する装置です。
使用可能エアフィルタ
ミストコレクター(広域空気方式)
工場内に浮遊するオイルミストを工場全体の換気に合わせてエアフィルタで浄化する装置です。比較的小さい清浄機を工場に分散設置してダクト無しで空気清浄を行う分散型と、一箇所に大きな清浄機を置いてダクトで空気を集める集中型があります。
使用可能エアフィルタ
ミストコレクター(直結吸気方式)
高いせん断を受ける高圧給油加工や高速切削・研削加工において使用する加工機械から多量に発生するオイルミストをエアフィルタで浄化し、大気に排出する装置です。
使用可能エアフィルタ
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