INTERVIEW

まず、現在のご自身のお仕事内容について教えてください。

経営企画室にて「サステナビリティ」に関する様々な業務に携わっています。サステナビリティとは、環境・経済・人権などに配慮した活動を行うことで、社会全体を持続的に発展させていこうという考え方です。もともとは環境配慮の文脈で、国の政策や開発など大きな枠組みで語られることが多かったのですが、昨今は経済活動を行う企業も、利益最優先の姿勢から、サプライチェーン全体での環境保全や人権尊重を考慮した事業活動が求められるようになりました。最近メディアに取り上げられることが多くなった、SDGsの17の目標も、この考え方の一部です。ヤマシンフィルタは、このサステナビリティの考え方を、非常に大事にしている会社です。


私の日々の主な業務は、持続的な発展のために必要な新たな戦略・施策を、経営陣を中心としたメンバーと共に考えるYSS(Yamashin Sustainable Solutions)委員会の運営や、実際に生産・開発の現場で行われている環境・社会に関する取り組みやデータを取りまとめ、投資家をはじめとする外部のステークホルダーに向けに開示情報としてお伝えしていくことなどを担っています。まだまだ、大きな企業の取り組みと比べると道半ばですが、本気でサステナビリティに取り組む会社の一員として、様々なプロジェクトに立ち上げから携われることは、非常に充実したキャリアを過ごせている実感があります。

「女性活躍宣言」もサステナビリティに基づいた取り組みです。女性が長くキャリアを形成するために、どうすれば良いとお考えでしょうか

女性のライフステージにあわせ、働きやすい環境の整備や、心の拠り所となるようなグループ作りが重要だと思います。
現在私は、仕事と育児の両立をしていますが、ヤマシンフィルタはこの2つの要素に関して、とても優れていると感じています。というのも、私の以前の職場ではコロナ禍の緊急事態宣言下以外でのテレワーク制度がなく、加えて夜遅くまで業務があり、育児との両立ができなかった経験がありました。一方で当社は、社員の働く環境にあわせたテレワークなどの制度が充実しており、とても安心感があります。また、社内には子育てをしている方が男女問わず多く在籍していて、ワークライフバランスへの深い理解があります。子供の急な発熱などの看病で休まないといけなくなったり、出社から在宅に変更しても、気を遣ったり肩身の狭い思いをすることもありません。

当社は、2015年10月から残業を一切しない職場環境作りを開始しました。またコロナ禍でのテレワーク制度の採用を始めました。
現在のこのスタイルが確立されたのは、まだ日が浅く目に見える実績は少ないですが、現在の風土を大切にしつつ、女性従業員向けの研修や育児に励む社員グループ作成や支援など細かな制度を拡充していくことで、様々な女性のキャリアが形成されていくのではないかと思います。

今後ヤマシンフィルタで実現をしていきたいことを教えてください。

大きな目標としては、「サステナビリティといえばヤマシンフィルタ」と言われ、他社から当社がベンチマークとされるようなサステナビリティを実現したいです。
現在においても、生産・開発で行われている環境・社会への取り組みは、社会に誇れる内容が数多く見受けられます。モノづくりの主役である現場で働く方々の成果を、ステークホルダーに伝えていくことをコツコツと積み重ねていくことが、重要だと考えています。


先日当社は、ESG (環境、社会、ガバナンス) 評価の高い日本企業で構成させるESG 投資指数「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」に初めて選定されました。会社としてサステナビリティに真摯に取り組んだ成果であり、一人ひとりの努力の賜物ではないでしょうか。今後はこのような実績が一つずつ増えていくように、微力ながら注力していきたいと考えています。

SCHEDULE

7:30 出社

朝ブリーフィングに参加、日報の提出、To-Do&メールチェック

8:30 資料作成

環境・社会データ集計確認

10:00 打ち合わせ

サステナブルレポートの記事案やYSS委員会資料の作成など頭を使うものを午前中に。

12:00 昼休み

13:00 作業

サステナブルレポート原稿チェック、適宜部門への確認

16:30 退社

退社後、17時に息子の保育園お迎え