フィルタ選びの第一歩は、使用目的・条件を明確にしていただくことから始まります。ここでは、ヤマシングループのカタログをご覧いただく際のポイントをご紹介します。求める性能をご確認の上、最適なフィルタをお選びください。
ろ過精度
現在、当社では、独自に確立した試験方法により、フィルタの持つ初期の絶対ろ過精度を明確にし、カタログに表示しています。なお、メンブレンフィルタは、JIS／ASTMに準じた試験方法に基づいて表示しています。
流量特性（流量-圧力損失）
液体、気体をろ過する際に必要な圧力と流量の関係を示します。ろ材が同じ場合、一般的には、ろ過精度が高くなるにつれて流量圧力損失も高くなります。他方で、流量圧力損失が低い製品は、低圧力で必要な流量を得ることができるため、ポンプへの負荷が軽減されるなどランニングコストの削減に繋がります。
完全性検査
ろ材の均一性や欠陥の有無、フィルタアッセンブリでの欠陥（リーク等）の有無を示します。ヤマシングループでは、全数完全性検査を実施しています（一部製品を除く）。
ライフ
状況に応じて加速ライフ試験、模擬ライフ試験等を実施し、フィルタが捕集するダスト量、処理量を示します（推定）。ご希望のライフに対するフィルタ本数、システム等の情報を確認いただけます。
耐薬品性、耐溶剤性
薬品、溶剤に対する耐性試験（JIS準拠）を行い、フィルタの適合性を明確に示しています。
耐熱性
流体温度に対するフィルタの使用可能温度の範囲を明確に示しています。
